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サークルiは口の健康応援団

 

STEP 1 口を育てる大切さ

最近の保育園児の歯科状況

乳幼児のムシ歯は、地域差はありますが全国的に年々著しい減少傾向にあります。しかし、最近の保育園児のムシ歯は幼稚園児に対して多い傾向にあります。かつて保育園児のムシ歯が一般幼稚園児に対して少ない状況だったことを考えますと、この変化は問題視しなければなりません。
このような状況になった原因の一つとして入所園児の家庭環境の問題があると考えられます。保護者の生活の多忙さや乱れに加え育児環境がさらに悪化したために子どもの生活基盤が確立できないでいます。ムシ歯は甘い食べ物の過剰摂取と歯磨き不足が原因でおこると思われがちですが、その根本には生活の乱れがあります。歯磨き不足や甘い食べ物の摂取も生活の乱れの一部だということを認識した上でムシ歯の原因を考えたいと思います。

保育園児と幼稚園児の一人平均ムシ歯数の比較 (単位本)

 

 

 

 

 

 

 

平成18年度多摩府中保健所管内歯科検診結果(5市合計)(武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、狛江市)


保育所における歯科健診の重要性

保育園における6歳までの時期は、人間として家庭や社会で生活をしていくための基盤となる「生活機能」を獲得する時期です。そのためには、生理面と感覚?運動面においてしっかりとした調整機能を持つことが重要です。身体の調整機能の充実が、「生活リズム」と「基本的生活習慣」の獲得となって現れます。
口は、生活リズムや生活習慣の乱れをムシ歯や歯肉炎や口内炎という形で知らせる「シグナル」の役割をもちます。家庭生活が多忙で不規則となりやすい保育園児にとって口の観察は、家庭での子どもの生活をのぞく絶好の場となります。歯科健診結果を年中行事のひとつとしてただ見過ごすのではなく、健診での情報を元にして保育の一助として役立たせ、また家庭においては「子育ての気づき」を与えられる連携を目指していきたいと思います。

口を育てる意識をもつ

どの育児書をみても2歳くらいまでは、そのほとんどが子どもの食事と栄養に関する内容です。母乳哺育に始まり、離乳食そして幼児食を食べるまで子どもの食に関する母親の心配はつきません。子どもの食発達に関する心配や問題があるにもかかわらず「口を育てる」という意識や考え方は広まっていません。歯が生えるスピードや口の発達は、個々に違っているのに子どもに応じた対応は感じられません。母親へのアンケートでも、離乳食の開始・終了時期はほとんど同じです。口を育てるとは、一人ひとりの子どもの成長・発達に対して目を向けることであり、子どもの発達段階を理解する上でも重要です。まずは、子どもの口を覗いてほしいと思います。

なぜ、口を育てることが大切なのか

生まれたばかりの赤ちゃんは、誰に教わるわけでもなくお母さんのオッパイをさがして飲むことができます。しかし、食べることは離乳食を経験しながら学習します。つまり、哺乳という行動は先天的にそなわっていますが、咀嚼は後天的な学習行動といえます。子どもの哺乳行動から咀嚼行動への転換は、ただ単にオッパイを止めて食べるということではなく口の構造や機能の発達に大きな変化を及ぼします。それは、摂食行動の発達というだけでなく言葉(構音)の発達や歯ならびやムシ歯の予防にとどまらず母子の信頼関係を基盤とした心の発達や口の触覚を通した認知性の発達と様々な子どもの発達に関連します。
私達は、生まれたときから子どものことを人間であると思っていますが実際には「ヒト」で生まれ、その後の生育環境によって「人間」に育っていきます。体のなかでも、口はヒトが人間となるための段階がもっともよく見える場所です。それは、生命維持のための「呼吸と嚥下」にはじまり、その後「咀嚼」ができるようになると「発語(構音)」が可能となり、さらに多様な「表情」を作り出します。こうして口は生命維持のための場所から人間としての社会性を作り出す場へと変化します。

これまでは、子どもの口の発達がどの段階かなど考えることもなかったでしょう。しかし、これからは口を育てる意識を持って子どもの口を覗いてみてほしい思います。今まで見えなかった子どもの姿(発達)が見えてくるかもしれません。それがムシ歯予防と良い歯並びの近道となります。

step1の図

 

安全な口を育てる

口を育てることは、口の安全を高めることにもなります。最近、コンニャクゼリーをはじめとして食事中に食物を詰まらせる事故が多いです。食物の窒息事故は、乳幼児と老人がそのほとんどを占めます。特に老人では、80歳以上の死因は窒息死が第1位を続けています。乳幼児も老人も口の生活機能が低い生活弱者です。乳幼児は摂食嚥下機能が未発達なために、老人は摂食嚥下機能が低下するために詰まらせます。だからこそ、乳幼児の時期にしっかりと「摂食嚥下機能」を獲得するよう育てたいと考えます。
それには、口に入れる食物の情報を判断できる口が必要です。食べる前には、食べ物の固さや量や温度や食感を想像し食器や食べ方を選択できる頭作りが必要です。それには、手づかみ食べがかかせません。口のなかでは、魚の骨や小石を探り出し、異常な味やにおいを嗅ぎ分け食べられなければ出す能力が必要です。食品の安全性を重視しからだに良い物を選ぶことも大切ですが、自分の安全を守れる口を育てることはさらに大切です。自分の体のなかに安全を量る力を持つことこそが本物が見極められることになるからです。

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